6月例会報告

平成23年6月9日 木曜日、 「リハビリテーションにおける作業療法士の役割」と題しまして、 佐世保記念病院 の作業療法士、光岡昭人氏にお話ししていただきました。 

 
リハビリテーションとは、単なる失った機能の回復だけでなく、
障がいをもった人を最適な身体的、精神的、社会的、職業的、経済的な能力を発揮できる状態にし、
可能な限り高い生活の質、人生の質を実現することだそうです。

リハビリテーションでも、医学的リハビリテーションには

言語聴覚士ST:Speech therapist)
 音声機能、言語機能、摂食・嚥下機能、又は聴覚に障がいのある方に対して昨日の維持向上を図ります。

理学療法士PT:Physical therapist)
 身体に障がいのある方に対して、主としてその基本的動作能力の回復を図るために、治療体操その他運動を行わせます。

作業療法士OT:Occupational therapist)
 身体または精神に障がいのある方、またはそれが予測される方に対して、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療や訓練。

とまあ、素人にはイマイチピンと来ないのですが(笑)
大きな病院には必ずと言っても良いくらいにいらっしゃいます。

今回のお話の中で私が気になったのは、
主治医とPT,OTなどの意見や訓練にズレがあることもあるというところでした。

「もしも入院して疑問に思ったらどうすれば良いの?」
との質問に、
「ソーシャルワーカーに相談すると良い」とのことでした。

しかし、その人がどこに居るのか誰なのかなんてわかったもんじゃないですよね?

なので、
「看護師さんでもいいから、話しやすい人に言ってみたら必ず声は届きますよ」
とのことでした。

自分でなくても、家族が入院した時など、不信感を持ったままでなくて良いみたいですね。

後半は、認知症テストと訓練を行いました。


認知症テストでは、
「あなたは何歳ですか?」
に始まり
「知ってる野菜の名前を沢山言ってください」
などの項目に答えていく長谷川式簡易知能評価というものでした。
みんなめちゃくちゃ真剣でしたよ(笑)
訓練では、百ます計算みたいなのとか、正しい場所に丸をするとか、
いやはや、みんなワタワタしながらの訓練でした。
これは通常から行っていたほうがヨサゲですね。
脳みそが活性化されます。

途中様々なディスカッションもあり、
ST,PTも居る中で、たくさんの現場の話を聴くことができました。


ウチの例会の場合、ほとんどが身内ばかりでおまけに
医療従事者。

もっともっと一般の方々にも聴いてほしいな。体験してほしいなという会ですので、
もう少し宣伝をしないといけないと思っております。


そこで。
来月の例会のご案内です。

7月14日(木)
「児童・高齢者虐待について一緒に考えてみませんか?」
という議題での講演と勉強会です。
講演は、駅前千住博内科の院長、千住晋先生にお願いしています。

気軽にお越しください。

場所はいつもの通り、
花園町のふれあいセンター研修室です。

また近くなったらお知らせしますね。




6月例会 変更します。

 
年間活動計画では福祉用具についての勉強会となっておりましたが、担当者の都合により変更を致します。
 
 日 時:平成23年6月9日(木)19時〜
 
 会 場:ふれあいセンター2階 研修室
 
 テーマ:『リハビリテーション領域における作業療法(OT)の役割』
 
 講 師:光岡昭人OT (佐世保記念病院リハビリテーション科)
 
※当日は講義だけでなく、参加者にも何かやってもらうようなことを言ってましたよ!
  お楽しみに (^^)/

5月例会 「自然な姿勢の斉え方」

 

昨年度から始まり第3回を迎える「自然な姿勢の斉え方」。

今回もアウェイカー、徳久正喜氏、井上さゆり氏、アシスタント、中田千代乃氏のご指導のもと例会が行われました。

 

長い方では10連休にもなった今年度のゴールデンウィーク。

休暇が取れた方は、連休明けのなまった身体が整うように。残念ながら休暇が取れなかった方には、疲れをふっとばして明日からも頑張れるように!

という思いで今年度は5月に実施をしました。

 

今回もいつも見落としがちな自分の身体の様子にじっくり向き合えた時間だったと思います。

 

参加者の方の中には、アウェイカーの伝える姿勢をとるとビックリ!!目の疲れが取れたり、身体が軽くなったという方も。

 

自宅や職場でもぜひ継続して実践してみてくださいね。


 

次回6月例会は9日(木)に開催します。

海田 尚広氏による「福祉用具体験」です。


 

なお、毎週木曜日「グルメマップ冊子化会議」をふれあいセンターで行っています。

皆様の参加をお待ちしております。

 

 


平成23年度ユニバーサルライフ研究会 総会

4月23日(土)、平成23年度総会を行いました。

平成22年度の活動報告、収支報告と、平成23年度の活動予定について話し合われました。

平成23年度もユニ研らしくさまざまな専門職の方の講演会、研修会を予定しています。
詳しくはHP内の平成23年度活動予定をご覧ください。

また、今年度はHPで公開している「バリアフリーグルメマップ」の冊子化を予定しています。
完成を目指し例会を除く木曜日にふれあいセンターにて「グルメマップ冊子化会議」を行っています。
お時間の許される方はぜひ、ふれあいセンターをのぞいてみてください。

平成23年度も「人が人として尊厳をもって生きられる社会・歳をとったり障害をもったりすることを恐れることなく、住み慣れた環境の中で生き生きと暮らしていける社会をめざす」ユニ研の活動でありたいと思います。

ユニ研らしく、楽しく、真面目に(?)活動を行っていきたいと思います。

今年度も皆様のご参加をお待ちしています。


2月例会

 

210日(木)19時〜バリアフリー生活館にて2月例会が開催されました。

 

「身体の動かし方と在宅における保清方法」という内容でした。

 

前半は、ユニ研会長でもあります理学療法士の下釜豊広先生が、寝たきりの方を起こす介助をするためには、まず、自分が起きるときどんなふうに体の関節が動いているのかを知ることが大事だということでした。

仰向けに寝転がって、普通に起き上がるときどうするのか、もしも片手が使えなかったらどうやって起き上がるのか、ベッドから落ちてしまった人をどうやって元に戻すのかなど、言われて初めて意識した自分の関節の動き。

それをふまえて介助をすると、あら、簡単!介助する側に全く負担がかからない。

福祉に係わっている人たちには当然のことでも、全くの素人は目からウロコがボトボト落ちる内容でした。

言われれば納得なのですが、そんなこと考えもしていなかったことです。

これはもちろん寝たきりの方にだけ使えるわけでなく、家族が骨折してしまったり病気になったりした時にも十分に使えます。

 


後半は、元看護師の中田千代乃さんから、仕事の経験やご家族の介護体験を活かした内容で、安全に入浴介助する方法と保清方法。
保清とは、体をきれいに保つこと。寝たきりの方の体を拭いたり、衣類の着脱などです。

冬場と夏場では、違うらしいのですが、今回は冬場のお話。まずは浴室、衣類を温めておくこと。ちょっとした工夫で介助される側も気持ち良く入浴できるということです。


ここで、中田Point

介助者が軍手をはめて体を洗うと便利です。指の間などキレイに洗えます!使えそうですね。


最後のベット上での洗髪方法。これは驚きでした。

ベット上での洗髪は難しいのでは・・・と思っていましたが、身近なものを使って洗髪器が完成!

みなさんでアイデアを出し合い、身近な物を使っていかに工夫できるか試行錯誤されたそうです。

生活に身近なものが一工夫で便利なものに変身!!

「なるほど〜!」の連続でした。

介助される側も気持ち良く、介助する側も安全に楽にできる方法を学ぶことのできた例会でした。


とても素晴らしい内容で、あっという間の2時間でしたので、これを機会に定期的に行って欲しいとの要望もありましたので、来年度、ちょっと考えてみようと思います。今回は会員だけの参加でしたが、もっと広報してたくさんの方々にも参加していただければと思います。


あ、現在でも会員以外の方の参加、OKなんですよ。お時間のある方はなるべく早めに告知をいたしますので、ご参加ください。



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